ライブドアがニッポン放送を買収しようと仕掛けた時,
自称ヒョーロンカは『インターネットと放送の融合の意味がわからない』と,
ある意味正直におっしゃっていた.
今回の楽天のケースでは,そういう声が聞こえない.
この半年で学んだのだろうか?(笑)
私は2005.04.20にビジネスモデル加藤案を書いておいた.
A.2011年7月24日(←記憶が曖昧です)にアナログ地上波が消える.
・今の放送局の設備はあと6年しか持たない.
・キー局だけでなく地方局も巨大な設備投資に追われるはず.
(そのための資金調達もあって放送局は上場したんだろう)
・私のTVもあと6年で使用不可T_T
どうでもいいけどシャープの20型液晶TVだぜ.
吉永小百合が環境に優しい...って言ってるけど
ゴミになるかもしれないんだよ...
・私のビデオデッキも録画機能が使えなくなり再生専用にさせられる.
・いずれにしても視聴者にとっては経済負担となる.
このとき視聴者が現在のTV局を選ぶのだろうか?
B.そんな中,あと6年以内にIT企業がTV製作会社を買収したら面白いでしょ.
・今のTV局は認可制の下で,
収入を広告代理店に,番組制作は下請け会社に依存している.
・もしIT企業が番組制作会社を買収(あるいは業務提携)して,
番組をネットで提供しはじめたとしたら,
TV局は視聴者をかなり失うのではないか?
C.課金と流通(っていうか放送)の統合度合いはネットが有利.
・TV自身に課金技術はない.
送金も入金も銀行振り込みや代引きを使わざるを得ない.
・ネットはいうまでもなくサービスと課金が連動している.
IT企業が金融業に参画する理由がこれだろうよ.
D.ネットで番組が提供されればアーカイブ機能が使える.
・アーカイブで過去の番組が観れる.
録画が不要となり再放送の概念がなくなる.
(著作権とか放映権とかの問題は大きいし残ったままだけど)
・生放送を除いて同じ時間に同じ番組を全員が観る時代が終焉する.
・となればレンタルビデオ・DVDのビジネススタイルも変わる.
・アンケートや視聴者参加番組などの双方向もネットが楽.
・TVショッピングがますます広がる.
出演者の服など探し回らずとも購入できるようになるだろう.
・長野県栄村ではADSLでTV放送を流す実験を行っている.
これはTVがインターネットを飲み込んだのではなく,
ネットがTVを飲み込んだ例だ.
これが普及しないのか法的規制があるからで技術の問題ではない.